KDPアカウントの作成と登録方法の手順を解説していきます。

この説明では、大きく分けて3つのステップで、
- 事前準備
- KDPアカウントの作成
- 出版に必要な情報の入力
の順番で進めていきます。
1. 事前準備
KDPアカウントの作成に入る前に、以下のものを準備しておいてください。
- メールアドレス
- 携帯電話/携帯電話番号
- 郵便番号/住所
- 金融口座情報(印税受け取り用)
- マイナンバー番号(任意)
2. KDPアカウントの作成
それでは、KDPアカウントを作っていきましょう!



https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/
すると、以下のKDPのページが開きます。
① Amazonアカウントを持っている方は「サインイン」
② Amaoznアカウントを持っていない方は「サインアップ」
をクリックして、先へ進みます。
① Amazonアカウントを持っている方



- Amazonに登録しているメールアドレス or 携帯番号
- Amazonのパスワード
を入力して「サインイン」をクリックして下さい。



② Amazonアカウントを持っていない方



KDPアカウントを作成する
「KDPアカウントを作成する」ボタンをクリックします。
名前、メルアド、パスワードを入れる
次のページへ移動したら、
- お名前(本名)
- メールアドレス
- パスワード(6文字以上)
を入力して「KDPアカウントを作成する」をクリックして下さい。
簡単なクイズに答える



「クイズを開始する」ボタンを押して、質問されるクイズに答えます。
(私の場合は、複数の絵の中から「ネコ」を選ぶクイズでした。)
メルアドに届いた確認コードを入力



メールアドレスに届いた6桁のコードを以下の画面に入力して、
「確認」ボタンを押してください。
※ メールが届いていない場合は、「もう一度確認コードを送信する」をクリックしてください。
携帯電話番号を追加



携帯電話番号を入力して、
「携帯電話番号を追加する」ボタンをクリックします。



③ KDPの規約に同意



内容を確認して「同意する」をクリックして下さい。



次は、出版に必要な情報をKDPに入力していきます。
3. 出版に必要な情報を入力する
KDPアカウントを作っただけでは情報が不完全なので、出版に必要な情報を入力していきます。
① 著者/出版社情報
② 支払いの受け取り方法
③ 税に関する情報






KDPでは、セキュリティーを高めるために2段階認証が必要になります。
6桁の数字(確認コードとも呼ばれている)が登録した携帯電話番号に届きます。
確認コードを入力したら「続行」をクリックしてください。
① 著者/出版社情報など



事業の種類・生年月日
- 事業の種類:「個人」を選択
- 生年月日:カレンダーのマークをクリックして、年月日の順に選びます
氏名・住所・電話番号
続いて、著者/出版社情報の必要事項(氏名・住所・電話番号)を入れます。
- ここで入力する正式名称は、登録者の「本名」です。
(書籍の著者名やペンネームは、出版する書籍ごとに設定しますのでご安心ください)
- 電話番号は、先頭の「0」を日本の国番号「+81」に置き換えます。
たとえば「090-1234-5678」という番号の場合は、「+81-90-1234-5678」とします。
② 支払いの受け取り方法



続けて、
- 銀行の所在地は、「日本」を選択
- 口座名義(半角カタカナ)
- 口座の種類(普通 or 当座)
- 口座番号
- 金融機関名(金融機関コード)
- 支店名(支店コード)
を入力します。
入力を終えたら「追加」ボタンをクリックして下さい。
別の場所(国)に口座を持っているかなどと聞かれたら
銀行口座を追加すると、「支払いの設定が完了していません(Incomplete Payment Setup)」と表示が出ます。
別の国に口座を持っていない場合の「いいえ」をクリックします。



「小切手による支払い」は、そのままにして下さい。
ブラジルとメキシコで本が売れた場合は 円建て決済ができないので小切手での支払いになります、という単なるお知らせです。
一旦、保存をクリックしておく



支払いに関する入力は完了です。
③ 税に関する情報



まず、「税に関する情報を登録する」ボタンををクリックします。
(もし「変更が保存されていません」と出たら「保存して続行」をクリックして下さい。)
税務情報に関するインタビュー



Amazonはアメリカの企業です。 アメリカ国内の税に関する申告の規制を順守するために必要な項目になります。
- 貴社/あなたの税区分はなんですか?:「個人」を選ぶ
- 米国の税務上、あなたは米国人ですか?:「いいえ」を選ぶ
- あなたは仲介代理人、または別人の代わりに支払いを受け取る代理人、あるいは橋渡しするだけですか?:「いいえ」を選ぶ
税務上の身元情報



① 「国籍を有する国」と「現住所の国」は日本を選択
② フルネームは、本名を半角英字で入力
③ 住所もすべて半角英数字で入力
④ 郵送先の住所:本籍地の住所と同じにチェックを入れる
(郵送物が送られてくるわけではないので、本籍地の住所と同じにチェックを入れましょう)
⑤「完了」ボタンを押します
TIN値の入力



結論から言うと、日本国内のAmazon.co.jpでの売上げには影響ないので、TINは入力しなくても問題ありません。
TIN(Taxpayer Identification Number)は、アメリカの納税者番号のことで、日本ではマイナンバーに該当します。
ここでTINを入力しないと、アメリカで本が売れた場合、アメリカの源泉所得に対する法定源泉税率の「30%」がかかってしまいます。
出版するKindle本をアメリカでも積極的に販売したいとお考えの方は、TIN値(日本ではマイナンバー)を入れておくと良いでしょう。税の軽減措置を受けることができます。



3つのパターンを想定して説明していきます。
① 米国のTINを持っていない。日本のマイナンバーも入力しない。
- チェックを2ヶ所外す
- 「なぜ、TINを指定できないのですか?」の質問に答えます
- 「TINの申請をしましたが、まだ受け取っていません。」を選びます
- 「続ける」ボタンをクリック
※TINを入力しないので、米国で売れた場合の源泉税率30%の軽減措置は受けられません。
② 米国のTINを持っていないが、源泉税率30%の軽減措置を受けたい
- 「私は米国以外のTINを持っています」にチェックを入れる
- マイナンバー12桁の数字を入力する
- 「続ける」ボタンをクリック
③ 米国のTINを持っている方
- 「私は米国のTINを持っています。」にチェックを入れる
- 米国のTIN値を入力する
- 「続ける」ボタンをクリック
米国以外の出版者向けのヒント
米国以外の出版者は、所得が米国での取り引きまたは事業に事実上関連する場合を除き、米国 TIN (Taxpayer ID Number: 納税者識別番号) がなくても Amazon で本を販売できます。米国の源泉徴収税の対象となるのは、Amazon.com での売り上げに対するロイヤリティのみとなり、Amazon.co.jp など、Amazon.com 以外の Amazon Kindle ストアでの売り上げに対するロイヤリティは、米国の源泉徴収税の適用対象外となります。
源泉徴収税率の軽減措置を受けるには、米国の税務情報に関するインタビューで納税者番号 (TIN) を入力する必要があります。米国のTIN を持っている場合は、その番号を入力してください。米国のTIN を持っていない場合は、居住国の税務機関から発行された納税者番号を入力することもできます。
税務情報に関するインタビューでは、以前の入力内容に基づいて、お客様への支払いに適用される米国の源泉徴収税率が判定され、Form W-8 の確認ページに表示されます。租税条約による優遇措置を申請している場合は、この税率が IRS の租税条約上の軽減税率と一致していることを確認してください。税率が一致していない場合は、以前の入力内容の見直しが必要になることがあります。
署名する



- 「IRSのフォームW-8BEN-Eに従い、私が入力した情報に対して、電子署名をすることに同意します」にチェックを入れます
- 「署名」の欄に氏名を入れます。ローマ字(英語)で入れて下さい
- 「保存してプレビュー」をクリック



名前や住所、マイナンバーの数字に間違いがないかを確認の上、画面下の「フォームを送信」をクリックします。



インタビューを終了する
「インタビューを終了」をクリックして、元の画面に戻りましょう。
KDPの登録は以上です!


